サーチ…


前書き

tee - 標準入力から読み込み、標準出力とファイルに書き込みます。

ティーコマンドは、水を2つの方向に分割し、大文字のTのような形をした配管のTスプリッターの名前に由来します。

標準入力から各FILEにデータをコピーし、標準出力にもコピーします。事実、ティーはその入力を複製し、一度に複数の出力にルーティングします。

構文

  • ティー[オプション] ... [ファイル] ...

パラメーター

オプション説明
-a、--append 指定されたFILEに追加します。上書きしないでください。
-i、--ignore-interrupts 割り込み信号を無視する。
- 助けてヘルプメッセージを表示して終了します。
- バージョンバージョン情報を表示して終了します。

備考

FILEがダッシュ( " - ")として指定されている場合、teeは標準出力に再度書き込みます。

出力をstdoutおよびファイルに書き込みます。

次のコマンドは、画面(stdout)にのみ出力を表示します。

$ ls 

次のコマンドは、出力をファイルにのみ書き出し、画面には書き出しません。

$ ls > file

次のコマンド( teeコマンドの助けを借りて)は、画面(stdout)とファイルの両方に出力を書き込みます。

$ ls | tee file

パイプチェーンの途中から出力をファイルに書き出し、パイプに戻します。

また、 teeコマンドを使用して、コマンドの出力をファイルに格納し、同じ出力を別のコマンドにリダイレクトすることもできます。

次のコマンドは、現在のcrontabエントリをcrontab-backup.txtファイルに書き込み、crontabエントリをsedコマンドに渡します。これにより、置換が実行されます。置換後、新しいcronジョブとして追加されます。

$ crontab -l | tee crontab-backup.txt | sed 's/old/new/' | crontab –

出力を複数のファイルに書き込む

次のようにteeを使って出力を複数のファイル(端末を含む)にパイプすることができます:

$ ls | tee file1 file2 file3

ファイルに追加するteeコマンドを指示する

デフォルトでは、 teeコマンドはファイルを上書きします。以下に示すように、 –aオプションを使用してファイルに追加するようにteeに指示できます。

$ ls | tee –a file


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